初めてのクラスTシャツ・クラTオーダーの疑問を解決

クラスTシャツを初めて作るクラスのために、クラスTシャツとはなんなのか。そして、デザインやオーダー、著作権など、クラTオーダーに関する疑問全般にお答えします。

クラスTシャツとは

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クラスTシャツは、文字通り、中学や高校、専門学校や大学などのクラスで作るお揃いのユニフォームです。クラブ活動、同好会などのグループでTシャツを作ることも多くありますが、「クラスTシャツ(クラT)」という言葉はすでに浸透しているので、特にクラスでTシャツを作るわけではなくても、クラスTシャツと呼ぶことがあります。
クラスTシャツは、主に学校内で開催されるイベントを前にして作られます。体育祭や文化祭、球技大会といったイベントがそれに当たり、クラスで力を合わせて、目標とするイベントへ向けて準備と努力を重ね、モチベーションアップ、クラスの雰囲気作りにお揃いのクラスTシャツが役立つというわけです。
クラスTシャツを作る際は通常、Tシャツプリントの専門店にオーダーします。ほとんどのショップには多彩なデザインテンプレートが用意されていて、デザインに文字やエフェクトなどを組み合わせることで、オリジナルのデザインを組み立てていきます。また、ボディサイズ、種類、カラーも豊富です。クラスのように体格のバラバラなメンバーが多数集まるグループでもオーダーしやすくなっています。
クラスTシャツは、クラス全員が一つの目標に向かって団結する手助けをしてくれますが、卒業し、時が経ったとしても、学生生活の記憶をたどる手がかりとして存在し続けるでしょう。

クラスTシャツのデザインについて

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「クラスTシャツとは」という、クラスTシャツの概要をお話ししたので、少し踏み込みましょう。初めてクラスTシャツを作る場合に、どうしても壁になりやすいのが「デザイン」です。クラスで会議を開いてデザインを決めるとしても、多くの場合、「~風」という意見が出てきます。「~風」は立派なアイデアではありますが、そこからがなかなか進まないのです。

デザインにキャラクターを使っても大丈夫?

クラスTシャツのデザインについて話し合うクラス会議。「有名なアニメキャラクターをデザインに取り入れたい」という意見が出たとしましょう。これは可能でしょうか?
クラスTシャツを作る場合、オリジナリティーはとても大切な要素ですが、オリジナルであることやクリエイティブであることは、そうかんたんなことではありません。こういう意見が出てくることも驚きではありませんし、むしろよくあることです。
しかし、これはやはり違法である可能性が極めて高いアイデアです。私的な利用であればOKという解釈もありますし、学校の授業などで他人が権利を持つ音楽や書籍などを利用することは認められています。ただ、文化祭や体育祭などの校内イベントは、それ自体は授業として認められているものの、その準備や、イベントで着用するユニフォームに関しては、授業に必要なものとは認められていません。すなわち、クラスTシャツのデザインに有名なアニメキャラクターを使用することは、著作権の侵害に当たるといえます。

デザインにsupreme風のロゴを使いたい

若者を中心に、世界的に人気のストリート系ファッションブランドの「supreme(シュプリーム)」。supremeのボックスロゴはシンプルでインパクト抜群なので、supreme風のロゴでクラスTシャツをデザインするというアイデアです。これはOKでしょうか?
これについては、条件によっては「問題なし」だと考えられます。supremeのロゴは赤いボックスにホワイトの文字。文字に使われているフォント自体も、supremeが誕生する前から存在しているものです。言い換えれば、ありふれたデザイン。そのため、よほど文字の組み合わせが重複していない限り、デザインとして取り入れることに問題はないでしょう。

クラスTシャツの著作権

ここまでお話ししてきたとおり、クラスTシャツに限らず、何かを作る際には著作権が存在することを頭に入れておかなくてはなりません。アニメのキャラクターを著作権者に無断で使うことは権利の侵害になります。supremeのロゴは、やはりそのまま使うことはできません。ただ、ありきたりなフォントとボックスの組み合わせなので、文字が酷似していない限りはOKという考え方です。では、アニメのキャラクターそのものではなく、似たようなデザインを採用することは可能なのでしょうか。街中にはこのようなデザインの商品がたくさん販売されています。ならば、「別に販売を目的にしているわけではないし、いいだろう」という考え方です。このような商品や製品は「パロディ」「オマージュ」などと呼ばれ、特にTシャツの世界では一つの人気ジャンルになっています。商標、キャラクターなど、パロディやオマージュの対象は多岐にわたります。実際、このようなケースは著作権侵害に当たる可能性が高いようですが、著作権者からの申告がなければ問題ないという…これはグレーゾーンといえるかもしれません。しかし、法律ではそのパロディの元ネタとなるキャラクターや商標などが明らかな場合は著作権の侵害になるとしています。パロディやオマージュで元ネタがわからなければ、おもしろくもなんともありませんので、法律的にはアウトなようです。

背ネームに好きなバンドの名前を入れても大丈夫?

では、本題に戻りましょう。次は背ネームについてです。背ネームは、読んで字のごとく「背中の名前」。つまり、クラスTシャツの背中に入れる名前のことです。以前はそのまま名前を入れたり、あだ名を入れたりすることが多かったようですが、近年のクラスTシャツ作りにおいては、いかに「ウケる」背ネームを考えられるか、ということが重要視されています。そのネーミングにも個性が表れることから、初めてクラスTシャツを作るクラスならなおさら、背ネームを入れることを考えた方がいいでしょう。背ネームに好きなバンドの名前を入れることに関しては、おそらく問題ありません。なぜかというと、短い言葉が「著作」と認められることはないからです。たとえば、そのバンド名が商標として登録されている場合は、商標法に違反することになりますが、「商標」ということからもわかるとおり、販売を目的としてはいけないだけです。クラスTシャツのデザインにバンド名やメンバーの名前を入れることは問題ありません。

クラスTシャツは最高

体育祭や学園祭などの校内イベントに向け、クラスの雰囲気作りに役立つクラスTシャツ。仲間といっしょにイベントの準備をして絆を深める。これこそがクラスTシャツを作る一番のメリットです。初めてのクラスTシャツ作りとなると、なかなかクラスの意見をまとめるのは難しいことですが、それも経験です。基本デザインはいっしょでも、クラスTシャツには背ネームという個々のメンバーだけの場所があります。それぞれが個性を発揮して、魅力的でウケるTシャツに仕上げましょう。キャラクターやロゴの無断使用など、著作権の侵害に十分気をつけること、そして自分たちらしいオリジナリティーあふれるアイデアを取り入れることで、必ずクラTは魅力的になります。楽しいこと、面倒なこと、つらいことなど、クラス全員、さまざまな経験をして思い出深いイベントにしましょう。お揃いのTシャツを着て臨む校内イベントは最高に盛り上がります。